ニコラス・ハイエックが1983年にスイスで創業した腕時計ブランド。
1960~1970年代の後半、スイスの時計市場は苦しい立場でした。
セイコーに代表される日本製のクォーツ式時計が、正確さやリーズナブルな価格、デザインの自由度の高さなどから世界中を圧巻。
スイスの機械式時計は、世界での時計市場から瞬く間にシェアを落としました。
時はアナログ時計からデジタル時計への転換期だったのです。
そこでスイスから、この状況を打開するべくスタートしたのが「スウォッチ」。
スウォッチは、デザインにインパクトがあります。
ユニークでありアートな感性が満載です。
このようなデザイン性に、高い品質とリーズナブルな価格が人気に拍車をかけ、スウォッチはスイスの時計産業のシェアを取り戻しました。
その後もスウォッチは自分たちのコンセプトを貫き、手軽に購入できる価格、ファッションにとけ込むデザインを選びます。
いちはやくキース・ヘリングなどのアーティストとコラボし、スウォッチ収集家というファンを作り出しました。
現在スウォッチは、時計ブランドとしてだけではなく、グループ企業としても成長。
グループには、ブレゲ、オメガ、ティソ、ロンジン、ブランパン、などの時計ブランドを抱えています。