ステファノマーノ創業は2003年。
しかし、その歴史は1974年から始まっています。
なぜならステファノマーノは、1974年に創業したガスプコム社のファクトリーブランドだから。
ガスプコム社を創業したカリノ・ガスパローニは、ミシンの販売業をしていました。
ミシンの販売業ですからミシンについての知識を持っていましたので、その知識を使い、既製のミシンを改良し高級カバンが作れる自社オリジナルミシンを作りました。
そして自ら作ったオリジナルミシンを使い、自分でカバン作りを開始します。
カリノは独学で組立やミシン掛けなどを体得。
その結果、すべての工程を一人でこなすことができる職人に成長します。
これはイタリアではめずらしい職人なのです。
やがて彼の高い技術力は海を隔てた中近東の富豪の元へ伝わり、次第に富豪たちから注文が来るようになりました。
1978年にカリノの長男が手伝うようになり、有名ブランドのOEMを始めます。
その後、2003年の秋、カリノの子供たちはOEMではなく、自社ブランドを冠したモノを創りたいという夢を叶えるため、ステファノマーノを開始。
現在は、自社ブランド「ステファノマーノ」のバッグを日本やイタリア、英国、フランスなどで展開しています。