1874年、スイスの時計師である「ジョルジュ・エドワール・ピアジェ」が、時計工房が集まるジュラ山脈のラ・コート・オ・フェで工房を開いたのが始まりです。
当初ピアジェは主にムーブメントの生産を行い、時計そのものを作っている工房ではありませんでした。
しかし、ピアジェが作るムーブメントは最高級の精密さであったことから、当時の有名な時計ブランドから注文が増え、そのおかげでピアジェというブランドは急成長を遂げました。
1940年に入り、ピアジェの名称を商標登録。
その後は、自身が生み出す時計に「Piaget」の名が刻まれ、ムーブメントを製造する会社から、時計ブランドという新しい道を歩み始めます。
1950年代には、ピアジェの技術を詰め込んだ、薄型ムーブメントを開発。
このムーブメントはギネスに登録され、また、その薄さから時計デザインの可能性を大きく広げる機会になりました。
また、ピアジェは早い時期から半貴石を用いたジュエリーウォッチをコレクションとして発表するなど、技術面だけではなくデザイン面でも注目される時計ブランドとして、その地位を確立しています。
現在は、カルティエやヴァシュロン・コンスタンタン、モンブランなどを傘下にするリシュモンのグループに属しています。