1839年、時計大国スイスのジュネーブで創業した、世界でも名だたる高級時計メーカーです。
パテック・フィリップは創業当時から「卓越性の追求」「伝統に未来を与える」というスローガンを掲げ、独自の厳しい品質基準を設け、全てを自社内で製造する「マニュファクチュール」。
創業当初は、セールス担当の「パテック」、時計職人の「チャペック」の2人が主導して時計ビジネスを展開。
その後、1844年にパリで開かれた博覧会へパテックが訪問したとき、天才時計職人である「フィリップ」に出会います。
フィリップは後に、竜頭によるゼンマイの巻き上げ機構や、竜頭による時刻合わせという新しい機構を発明した天才。
二人は意気投合し、共に時計を制作するようになりました。
1851年、フィリップが正式にパテックの会社の事業パートナーとして酸化。
このとき社名を「Patek & Philippe Cie」に変更し、今も受け継がれています。
1868年には初の腕時計を制作し、1900年代に入ると複雑時計を手がけるようになります。
2005年には、時計史上最高額となる「11.5億円」で取り引きされ、ヴァシュロン・コンスタンタンを抜いた高値がつくということも。
このような時計ですから、現在は世界で最も高い時計メーカーと言われるブランドとなっています。
また、ロレックスは価値が落ちない時計として有名ですが、パテック・フィリップは価値が上がる時計として有名です。