1908年、フランスで創業したシューズブランドです。
レミー・リシャール・ポンヴェールが、フランス東部の町に小さな靴工房を開き、アルピニスト用の登山靴を製作したのが始まりです。
その後は、登山家はもとより、労働者からパリの上流階級まで、幅広い顧客から支持を得ていました。
1926年、創業者のレミー・リシャール・ポンヴェールはアメリカへ渡航。
そのとき、アメリカ人が履いていた「ラバーブーツ」から、新たな可能性を見出します。
帰国後の1927年、ゴム底の靴を開発するかたわら、ゴムの素材にもこだわり、ブラジルの港から直輸入された天然のラテックスを使用するように。
このことから「港」を表す「Para(パラ)」と「ブーツ」がつながり「パラブーツ」というブランド名になりました。
パラブーツは世界でも珍しい、ラバーソールを自社生産するブランド。
自社生産のため18種類のソールが存在し、靴のモデルに合わせて変えるという徹底したこだわりを持っています。
従来の木製や革製のソールとは違い、摩擦に強く、履き心地もいいため、労働者や消防士、移動の多い郵便配達人、軍人達から支持され、ワークシューズとして世間に受け入れられました。
そして北極探検家のポール・エミール・ヴィクトールが愛用したことから、アウトドアシューズとしての地位も確立。
現在では、登山靴やブーツ、アウトドアシューズ以外にも、ローファーやダブルモンクタイプといった、タウンユースでもおしゃれに使えるシューズを発表しています。