1848年、ルイ・ブランがスイスのジュラ山脈、ラ・ショー・ド・フォンで小さな時計工房として創業したのが始まりです。
スイスにある他の時計工房と同じく、小さな工房から始まったオメガですが、その後、オメガは時代の流れを予見していました。
オメガはこれからの時代に合った生産工程を考え、手作りの機械式時計に機械を導入。
その結果、生産効率を大幅に上昇させたことで、一気にブランドを成長させました。
1903年に「オメガ」を社名に採用し、ここから高級時計の代名詞ともなっている「オメガ」がスタートしたと言えるでしょう。
オメガは、20世紀に入ると軍用の時計開発へ積極的に参入。
そこから世界規模へ展開するようになります。
そして、オリンピック公式時計としても採用され、精度の高い高級時計としての地位を揺るぎないものにしました。
1948年には防水時計の名作と名高い「シーマスター」を発表。
1969年にはオメガの時計の中でも有名な「スピードマスター」が発表されました。
同じ時期、1969年と言えば、NASAの月面着陸という大きな舞台にも、オメガは「スピードマイスタープロフェッショナル」を宇宙飛行士に付けさせ、「月面へ唯一降りた時計」として絶対的な地位を確立しました。
これ以外にも、オメガは非常にマーケティングが上手く、ミハエル・シューマッハのスポンサー、映画007での採用、ジョージ・クルーニーを使ったプロモーションなどを活用することで、ブランドの成長を今も続けています。
現在オメガは、有名時計メーカーである、ブレゲ、ティソ、ラドーなどを傘下に持つ「スウォッチ」グループに入っています。