ビジネススーツから大学生のカジュアルファッションまで、今や定番になったアイテム「ジレ」。
同じような形で
・ベスト
・チョッキ
・ウエストコート
などの呼び名もある衣服です。
基本的にはインナーシャツとアウタージャケットの間に着る、袖のない中衣をフランスでは「ジレ」と呼んでいます。
日本で使われる「ジレ」には、フランスでの「ジレ」と同じように中衣としての性格が強いため、背中の生地にこだわりが少ないのが特徴です。
中衣ということで、必ずジャケットを着用することが前提となっており、ジレの背中は見えないため、前面には上質な生地を、見えない背中には装飾のないスッキリとした生地が使われることが多いようです。
ジレには、ドレススタイル向け、カジュアル向け、ニットと大きくわけると3つの種類があります。
ドレススタイル向けのジレは、ウール100%で仕立てられており、3ピーススーツなどの付属としてもついてきます。
前面にはスーツと同じ生地を使い、背面にはポリエステルなど滑りの良い生地を使うことが多いです。
カジュアル向けには、デニムなどのカジュアルな生地を使ったジレが販売されています。
刺繍が入っているものや、ボダンがついているものなど、ジャケットを着ないでジレだけを着るように作られているものも多いです。
ニットのジレは、カーディガンの袖無しだと考えるとわかりやすいでしょう。
ジャケットと合わせても、カジュアルに合わせても使える大変便利なジレです。
ジレは「オシャレ」に見えるアイテムとして、男性ファッションになくてはならないアイテムとなっています。