1909年、帽子店を「ガブリエル・シャネル」が開店したことから、歴史が始まりました。
ガブリエル・シャネルはフランス南西部に生まれ、行商人の父親がいましたが、母親が他界すると家族は離散。
ガブリエル・シャネルは孤児院や修道院で育ったと言われています。
幼い頃の影響が、後のシャネルのファッションにモノトーンが多い理由なのではとの話もあります。
22歳の頃、歌手を目指しキャバレーで歌う仕事へ。
美しさと歌声を兼ね備えたシャネルは店の人気者になり、そのころからミドルネームである「ココ」と呼ばれ親しまれていました。
これが後のモノグラムである「ココ・シャネル(CC)」に繋がってきます。
歌手の時期に出会ったブルジョア出身の青年将校から出資を受け、1909年に帽子店を開業。
1910年には「シャネルモード」をオープンし、その後も出資を受け事業を拡大していきます。
このころからシャネルのデザインはシンプルであり、装飾の多い時代の中で注目を集めていきます。
1913年にはクチュールハウスをオープン。
シンプルでエレガンス、そしてシックで着心地の良さを追求し、シャネルの考える女性の解放こそが、ココ・シャネルのスタイルでした。
後にはメイクアップコレクションにも力を注ぎ、フレグランスなどを展開。
1971年、ココ・シャネルが他界するまで、シンプルで着やすい服を提案し続けました。
現在でもシャネルはトレンドセッターとしての地位を確立し、服だけではなくサングラスやバッグなどのアイテムを通して、トータルなファッションブランドとなっています。