時計と言えばスイス。
1884年、スイスのサンティミエで創業した「レオン・ブライトリング」の時計工房が始まりです。
ブライトリングの名前を聞くと、多くの人がイメージするのは「クロノグラフ」だと思います。
ブライトリングの歴史はクロノグラフの歴史とも言えるくらい、この2つは密接につながっています。
創業者のレオン・ブライトリングの夢はパイロットでした。
でも、レオン・ブライトリングの夢は叶いませんでした。
だからと言って叶わなかった夢を完全に捨て去ることはしませんでした。
航空業界に関係する時計を研究し開発し始めたのです。
そして、彼の遺志は自身の引退後も受け継がれ、1915年、世界で初めての腕時計型クロノグラフが完成。
さらに研究と開発を進め、1920年代にはクロノグラフにスタートボタンとストップボタンが独立して装備されます。
1930年代にはリセットボタン機能が開発され、今のクロノグラフの原型が完成したと言えるでしょう。
同時にこのころから、空軍御用達メーカーとなり、合わせて航空業界で一躍有名なブランドへ発展。
イギリス空軍のコックピット用時計を供給し始めたことで、より空軍から強い指示を得るようになりました。
現在でもクロノグラフのトップブランドであり、「クロノマット」と呼ばれるクロノグラフのベストセラーモデルは時を経ても人気を得ています。