1775年、フランス・パリにあるシテ島にて時計工房を始めた時計職人「アブラアン・ルイ・ブレゲ」が創業した機械式時計のブランドです。
ブレゲは天才時計師と呼ぶにふさわしいアイデアと技術を持ち合わせ、1780年には「自動巻き機構」を開発。
機械式時計には無理だと思われていたような機能を次々と発明し、まさに「革命」を起こしたといっても過言ではないでしょう。
・衝動吸収装置
・トゥールビヨン機構
・スプリットセコンド・クロノグラフ
・パワーリザーブ・インジケーター
そして
・ブレゲヒゲゼンマイ
・ブレゲ針
・ブレゲ数字
というように、ブレゲは技術だけではなく、ひとつの世界観を作り上げた時計メーカーといえます。
顧客には、マリー・アントワネット、ルイ16世、ナポレオンなど、そうそうたる顔ぶれを持ち、当時からブレゲの時計に魅了され支援していたようです。
1795年になると、フランス革命の影響により中断していた時計製造を再開。
その後、3代でブレゲを展開し1870年にブレゲ家からブラウン家へ経営権が移譲され、その後は1960年代に入るまで時計の生産を中止していました。
1970年代に入り、ジュエリーで有名なショーメが経営権を獲得し、ブレゲのブランドが再開。
その後、工房がスイスへ移転し現在に至ります。
1999年、スウォッチグループの傘下に入り、現在ではワールドワイドに展開中。
2014年には、東京・銀座に旗艦店をリニューアルオープンし、日本での知名度も獲得しています。