1874年、イタリアのジュゼッペ・ボルサリーノが、アレッサンドリアのフェルト帽をつくる芸術的職人のみを集めて工場を設立したのが始まりです。
伝統的な機械と道具にこだわり、これらを使い続けることで、永遠ともいえる長い時間に渡って受け継がれるであろう、エレガントさやラグジュアリーさを提案しています。
1874年、ボルサリーノは「シルクハット」の製造を始めました。
その後、1900年に行われたパリ万博博覧会にてボルサリーノは帽子を出品。
グランプリを受賞したことから、顧客にロイヤルファミリーを迎えるまでに成長します。
同時に「ボルサリーノ=高級帽子」と世界的に認められ、ブランドとして一気に成長を遂げました。
多いときには、1000人を超える職人、年間の帽子生産数が75万個という話が残っています。
1929年に入ると年間の生産数が200万個を超え、海外へも展開。
イタリアの高級帽子メーカーではなく「帽子=ボルサリーノ」というように、帽子の代名詞として受け入れられるようになりました。
1975年に創業100年を迎え、1969年には名優「アラン・ドロン」が映画「ボルサリーノ」で着用したハットが、紳士たちの憧れに。
2007年には、ボルサリーノ・ジャパンを設立し、今の職人の手作業による伝統を守りながら、最高級の帽子を展開しています。