1894年、スコットランド生まれのジョン・バブアーが、イングランド北東部のサウスシールズで創業した、アウタージャケットブランド。
バブアーのジャケットは、オイルドクロスと呼ばれる「油引きの布」が使われているのが特徴。
この布は、北海の寒い気候、先の読めない天候でも漁師や水夫が身を守れるためにバブアーが考案したもの。
オイルドクロスを使っているため防水性、耐久性が高く、風の進入も防げるということで、労働者の間に広まったことからバブアーの名も世間へ広まることになりました。
バブアーは第一次世界大戦では、英国軍の防水服を供給していたこともあります。
また、第二次世界大戦のときには、英国の潜水艦公式搭乗員服として採用されたという逸話もあり、バブアーの品質を裏付ける証明にもなっています。
その後は時が進むことで、バブアーもデザインにバリエーションを持たせ、1964年には俳優のスティーブ・マックィーンが着用していたライダーズジャケットを発表。
1970年代には趣味のアウトドアにバリエーションを広げ、ハンティングやフィッシング、乗馬というスタイルにリンクするジャケットを発表。
同時に英国を代表する「アウトドア・ライフスタイル・ブランド」としての地位を確立しました。
現在はアウトドアだけではなく、タウンユースのファッションとして使う人も増えています。