1875年にスイスで創業した複雑時計で有名なブランドです。
オーデマ・ピゲは、もともとジュール・ルイ・オーデマが開いていた時計工房に、時計技術に優れたエドワール・オーギュスト・ピゲが意気投合したことで、オーデマが工房へ迎え入れたことが始まりです。
二人は、複雑時計の研究と開発を進め、1889年のパリ万博でオーデマ・ピゲの名を確固たるものにした懐中時計「グランコンプリカシオン」を発表。
「グランコンプリカシオン」は、パーペチュアルカレンダーやスプリットセコンド・クロノグラフを搭載。
1889年代に、機械によってこのような機能を小さな懐中時計の中に納めたことは奇跡的でもあります。
1892年には、世界最小のミニッツリピーターを搭載した懐中時計を発表し、機械式時計の分野での地位を確立していきます。
その後1972年には、オーデマ・ピゲのロングセラーモデルとなる「ロイヤルオーク」と呼ばれる、ラグジュアリーでありながら耐久性の高いスポーツウォッチを発表。
高級スポーツウォッチの先駆け的モデルとして、現在でもファンを獲得しています。
現在の時計ブランドでは珍しく、オーデマ・ピゲは、創業から現在に至るまで「同族企業」を貫いています。