フォーマルとは、公式の場や社交の場で、人間関係を円滑にするために作られた礼儀です。
ファッションにおける「フォーマル」というと、フォーマルウェアですが、フォーマルウェアも公式の場や社交の場で、相手を思いやる気持ちの表れとして着用する服装だと言えます。
ですからフォーマルウェアとは、自分自身が目立つためのものではなく、相手に気持ちよく過ごしてもらうための服装なのです。
フォーマルウェアには3つのドレスコードが存在します
正礼装と呼ばれる格式高い場での服装です。
主に結婚式や披露宴、式典や公式行事などで指定されるドレスコードです。
昼に出席する場合には、モーニングコート。
夜に出席する場合には、タキシード。
午後5~6時くらいで、モーニングコートとタキシードを分けることが一般的です。
正礼装の次が、準礼装と呼ばれるドレスコードです。
一般的な結婚式や披露宴。
祝賀会など、ホテルやレストランのパーティーで着用することの多い服装です。
昼に出席する場合には、ディレクターズスーツかブラックスーツ。
夜に出席する場合には、タキシード。
午後5~6時くらいで、服装を分けることが一般的です。
3つ目は、略礼装と呼ばれるドレスコードです。
結婚式の二次会や、形式にこだわらないパーティーなどで指定されるドレスコードです。
気軽なフォーマルシーンのドレスコードですが、上品さだけは常に必要です。
ダークスーツなら昼でも夜でも着用できます。
このようにフォーマルとは相手への思いやりですから、まわりへの配慮が試されるファッションだということです。