ダウンジャケットとは、鳥の羽や羽毛を詰め物として使ったジャンパーなどの防寒着です。
ダウンジャケットは、ナイロン素材の生地をキルティング加工し、その中へ鳥の羽や羽毛を詰めていくことで保温性を確保します。
ダウンジャケットはもともと、極寒地域での作業用服として使われてきましたが、後にファッションとしても使われるようになりました。
日本では1980年ごろ、アメカジファッションの流行を引き金に、アメリカやカナダのアウトドアアイテム、ワークファッションが取り入れられ、その中でダウンジャケットは防寒性と実用性が高いことから、人気のジャケットとして普及しました。
1990年代の後半から、スキーや登山などで有名なアウトドアメーカーのダウンジャケットが人気となっています。
そして現在は、ダウンジャケットと言えば、カナダの「カナダグース」が最高級とされている羽毛を使っています。
一方、ファッションとしてのダウンジャケットには、詰め物にダウンを使わずに、「ダウンジャケット風」のものも存在しています。
これは、正確にはダウンジャケットとは呼びませんが、店頭では「ダウンジャケット」として販売されていることもありますので、本物のダウンが使われているのかどうか、確認して購入するようにしてください。
ダウンジャケットは本来、クリーニングや洗濯をせず、そのまま着通すものなので、出来るだけ汚れないように着用することが大切です。
アウトドアメーカーが販売するものでも、家庭で洗濯ができないものもありますから、ひどく汚れてしまった場合には、専門のクリーニング店に相談することが、いつまでも長く着用できる秘訣となります。