スラックス(Slacks)とは、洋服の長ズボンを指しています。
もともと「Slacks」とは「ゆるい」「ゆとりがある」という意味があります。
この意味からも想像できるように、長ズボンで「スラックス」というと「タック」を使って、ズボンの脚を通す筒の部分にゆとりがあるタイプの長ズボンを指していたようです。
このような「ゆとり」のある長ズボンがスーツに使われることが増え、その後スーツが一般化。
スーツの一般化にともない「スラックス」の意味が拡大され、現在ではフォーマルやビジネスのシーンで使う長ズボンを指すようになったのでしょう。
スラックスと呼ぶ長ズボンの特徴としては、脚を通す筒の部分に「センタープレス」があることです。
ゆとりがあり、センタープレスがある。
男女の区別なく、こういうデザインの長ズボンを「スラックス」と呼ぶようになったのです。
先ほどもお話しましたが、スラックスはフォーマルやビジネスのシーンで使用されることが多いです。
そのため、素材にはウールやコットンなどを使った「薄手の生地」が選ばれることがほとんどでしょう。
このあたりはスラックスと似ていますが、カジュアルな印象の強い「チノパン」との大きな違いだと言えますね。
クールビスで軽装になっても、ここ一番はフォーマルに使える「スラックス」でビシッとキメておきましょう。