ビジネスシーンで使いやすいコートの代表格です。
ステンカラーとは、第一ボタンを留めたままでも、外した状態でも着られる襟を持っていることが特徴。
襟の後ろが高くなっており、前に行くほど襟がコンパクトになるデザインは、ステンカラーコートにしかないシルエットです。
襟の後ろが高くなっており、前に行くほど襟がコンパクトになるデザインは、ステンカラーコートにしかないシルエットです。
ステンカラーコートは、膝上丈のものが多く、直線的なシルエットのためスタイリッシュに見えるので、ビジネスマンにも選ばれるコートです。
ステンカラーコートという呼び名は和製英語のため海外では通じません。
海外では、
・スタンドフォールカラーコート
・パルカラーコート
・パルマカーンコート
などと呼ばれているようです。
・スタンドフォールカラーコート
・パルカラーコート
・パルマカーンコート
などと呼ばれているようです。
本来のステンカラーコートは、ウールやカシミヤを使った生地のものが多いのですが、現代のビジネスシーンに対応するためには、雨や風にも強いポリエステルや防水加工が施されたギャバジンを使っているものも増えてきています。
メンテナンスの面から見ても、普段使いでウールやカシミヤは扱いづらいですから、ポリエステルやギャバジンを使ったコートが増えてきているのも納得のいくところです。
しかし、ポリエステルやギャバジンでは、生地の季節感や質感が伝わりにくいので、冬特有の演出をしにくいこともあります。
ですから、冬のアイテムとして考えるのならウールやカシミヤを使ったものを選び、普段使いならポリエステルを使うというように、それぞれのシーンによって選んで使いたいものです。
ステンカラーコートは、特別なシーンでも普段使いでも活躍させやすいコートなので、男性ファッションになくてはならないアイテムとなっています。