ジャケットの肩のラインを「ショルダーライン」と呼びます。
ジャケット全体のシルエット、着心地に最も影響するスーツで大切な部分と言えます。
ショルダーラインには次のような種類があります。
・ナチュラルショルダー
最も無理のない自然なシルエットです。
肩パットがない、または薄く入っているだけで、肩のラインを強調せず丸みを帯びたシルエットが特徴です。
・ナローショルダー
袖付け線をショルダーポイントの内側にすることで、肩幅を狭くしたものがナローショルダーです。
アイビーモデルのスーツの代名詞でもあり、アイビー・リーグ・モデルのジャケットのシルエットの特徴を取り入れています。
・ドロップショルダー
ナローショルダーとは反対に、袖付け線がナチュラルショルダーのショルダーポイントよりも腕側に付けられているのが、ドロップショルダーです。
全体的に丸みが強調されているのが特徴。
ヨーロッパで見られるコンチネンタルモデルで見かけることが多いです。
・ロープドショルダー
スーツ発祥の地、サヴィルロウで伝統的に受け継がれているのが、オープドショルダーです。
ナチュラルシュルダーよりも、肩先が少し高く盛り上がっているのが特徴。
スーツの由緒ある型と言えるでしょう。
・スクエアショルダー
肩先が角張っているのが特徴です。
肩の線が四角く見える男性的なラインは、英国型のスーツに多いシュルダーです。