オイルドジャケットとは、冬の防寒具であるコートやジャケット、いわゆるアウターのひとつです。
様々なアウターが存在するなか、オイルドジャケットはアウトドア用に作られたものが多く、その流れやテイストを受けてタウンユースとして定着したファッションアイテムです。
オイルドジャケットとは、一般的に生地の表面に油(オイル)を塗り込んだものを使って縫製されたジャケットです。
油を生地表面に塗り込むことで、光沢や防水性、保温性を高めながら生地を丈夫にする特徴があります。
オイルドジャケットは、もともとは港や船乗りの間で使われていた歴史がありますから、本格的なアウトドアのアウターと考えるとよいでしょう。
そして、正しく丁寧なメンテナンスを行うと、長年に渡って楽しむことができる丈夫なものでもあります。
現在、日本でオイルドジャケットと言うと、英国王室御用達を持つ「バブアー」がもっとも有名。
バブアーのオイルドジャケットもそうですが、元は厳しい環境での使用を考えて作れられていますから、美しいシルエットというよりも実用性を重視した作りだということを理解しておきましょう。
また、生地に油を塗り込んだものですから、満員電車などでオイルドジャケットに触れると、相手の衣服やバッグなどを汚すこともあります。
オイルドジャケットは人気ですが、普段着として着用するには注意や周りへの配慮が必要となってきます。