なで肩・体型補正の実地採寸方法について
今回はオーダースーツの採寸時に、
なで肩で、たすき状の抱きジワが出る場合の補正の取り方についてお話しします。
なで肩がなぜ抱きジワが出るのか。
それは首から肩先にかけての下がりが大きい、肩の傾斜角度が大きい場合に起こります。
肩幅は合っている状態で
肩の傾斜角度が大きく腕のつけ根位置が平均よりも低いため
・肩先が下がる
・腕のつけ根が脇の下に当たり袖に押されてシワが出る。
なで肩の補正方法
最も単純な補正の取り方は
肩先の下がり量を押さえて見る。
または肩先で余った量をピンでつまんで量を見る。
1.0cm下がっていれば 1.0のなで肩
1.5cm下がっていれば 1.5のなで肩
となります。
型紙の体型補正値が大きい場合
・例 1.5のなで肩
肩パットを0.5厚くして
なで肩補正1.0
とするほうが
型紙の動きが少なく安全な場合もあります。
ダンディズムコレクション
山下