Ermenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)生地をご紹介します。
ダンコレでも、イタリア最高級のゼニア生地を色々と仕入れてまいりました。
徹底的なこだわりを持ち、世界中の目利きをうならせ続けているイタリア最高級ブランドのゼニア。
一度羽織ると途端に他のスーツが色あせて見えるほどのしっとりとした着心地と自然な光沢感。
まさにワンランク上のあなたに相応しいブランドです。
今回はそんなゼニアについてご紹介します。
今期のゼニアのコレクションはHuacaya tweed(日本語読みでワカイヤツイード)というゼニアで初のアルパカ混のジャケット素材を初めとして多くの新素材を提案させて頂いています。
ざっくりしたTweed風の外観ながらタッチは柔らかく高級感のあるジャケットに最適です。
またスーツではエレクタに3プライの平織素材が新しく登場し、しっかりしたパンツやセットアップの製品をイメージしています。
今までカジュアルなジャケットには、ブランネルやミルドのグレーパンツを合わせていたものをあえてこのしっかりしたエレクタを合わせるのが新鮮に映ります。
そしてスーツでは春夏で定番のハイパフォーマンスが秋冬バージョンとして登場。
HUACAYA TWEED(ワカイヤ ツイード)
ゼニアのコレクションの中で初めてALPACA混が取り上げられました。
ゼニアで初めてALPACA(アルパカ)混がコレクションに加わりました。
ALPACAの種類であるHUACAYA(ワカイヤ)をペットネームとしたHUACAYA TWEED(ワカイヤ ツイード)というネームで展開します。
TROFEO(トロフェオ)
TROFEO(トロフェオ)はゼニアの代表作。
安定した原料供給を得る為のゼニア社独自のトロフィー制度に基づいて買い付けられた上質なスーパファインメリノウールの素材です。セミミルド仕上げながら目付けは230/240gと軽くなっております。
ソフトな風合いと光沢感が特徴で、着用期間も長く使いやすい素材です。
一度TROFEO(トロフェオ)生地のスーツを羽織ると、他のスーツがお粗末に感じるほどです。
HERITAGE(ヘリテージ)
HERITAGE(ヘリテージ)は、1930年代のスタイルを元に、同年代の糸使い、組織、デザインを復刻した素材。
もっと重いクオリティがオリジナルの素材でしたが、現クオリティは比較的番手も細くウェイトも軽いので着用した際見た目以上の軽さやドレープに定評があります。
スーツ地ではタテの番手が92の双糸に表面もミルドながらクリアな外観で評判です。
ジャケット地もウール100%にて、リーズナブルな冬のジャケットの定番素材となっております。
TROFEO CASHMERE(トロフェオ カシミヤ)
TROFEO(トロフェオ)は、ゼニアを代表するファインな素材ですが、その素材にカシミヤをブレンドされた革新的な素材です。
昨年のTrofeoのミルド素材にカシミヤを加え新たにTROFEO CASHMERE(トロフェオ カシミヤ)としてご紹介する高級ミルドスーツ地です。
ミルドにしては光沢があり高級感のある素材です。
またジャケット素材はフランネル仕上げの定番のラインがあります。
テフロン加工の生地はダブルフェイスのコート用素材です。
TRAVELLER(トラベラー)
TRAVELLER(トラベラー)は、バランスの取れたダブルツイスト糸により、高度な皺の回復性を持ち合わせた定番素材です。
番手もタテ、ヨコ共80.1の細い糸を使用し、しなやかで安定した素材です。
ウェイトも280-290gという事で近年の秋冬のボリューム素材としては最適な肉感の素材となっております。
シルク混のトラベラーも240gと更に軽量で使いやすく光沢の美しい素材です。
シルク混については糸をコンパクトヤーンに変更し、よりフラットで表面感が美しく仕上がっております。
トラベラーは整理行程において、高度な防皺、摩擦加工を加える事により、機能性を高めており、出張などの際にできたしわも一晩ハンガーにかけておけば翌朝回復しやすい素材となっております。
定番ジャケット生地はフラットで高級感がありながらリーズナブルな素材です。
ELECTA(エレクタ)
ELECTA(エレクタ)は、しなやかな質感と優れた耐久性をかね合わせたゼニアのロングランの素材です。
シワになり難く耐久性にも優れており、仕立て栄えがするスーツの定番素材です。
そのクリアカットの高級感ある光沢も魅力を添えています。
今季は3プライのセットアップやパンツに最適な平織の133が登場しました。
目付も今までにない380gとしっかりした手持ち感があり、目付が軽くなるトレンドの中で英国調が新鮮に感じる素材です。
HIGH PERFORMANCE(ハイパフォーマンス)
春夏で長らく好評を博しているHIGH PERFORMANCE(ハイパフォーマンス)ですが、秋冬にもその機能を備えたラインが発表されました。
14MICRON15MICRON(14マイクロン15マイクロン)
カシミヤ原毛の高騰に伴い、カシミヤの価格が上昇を続ける中、やはりカシミヤのラグジュアリーな外観とタッチを望まれるお客様は多くいらっしゃいます。
その声にお応えして、14MICRON15MICRON(14マイクロン15マイクロン)のシリーズをご紹介しております。
カシミヤにひけをとらない番手の細さのウールは触っただけではカシミヤと間違えてしまいそうな柔らかな風合いです。
カシミヤよりリーズナブルでラグジュアリー感はキープできるというクオリティ、自信をもってお勧めします。
CASHMERE JACKETS&COATS COLLECTION
定番のクラシックカシミヤビーバーのジャケット地とコート地のコレクションです。
今では平凡でありなんの変哲もないカシミアビーバーのコレクションですが、それ故に安心感のある王道のコレクションといえます。
CASHCO(カシコ)
CASHCO(カシコ)は、カシミヤと繊細なエジプト綿をブレンドした素材。
カシミヤとコットンのそれぞれの特徴を消す事無く、技術を駆使して融合しています。
カジュアルさと、品格を同時に感じられる素材となっております。
Lanerie Agnona(ラネーリエ アニオナ)
Lanerie Agnona(ラネーリエ アニオナ)は、1953年にイタリアで創業したファブリックメーカーのブランドで、トータルファッションブランドとして展開しており、1999年からエルメネジルド・ゼニア・グループ(Ermenegildo Zegna Group)の傘下にあります。
アニオナはスーパーファインウール、カシミヤ、アルパカ、ビキューナといった原毛の最高級のものを原産地で直接買い付ける事で業界での優位性を保持していて、ゼニアのアニオナ社買収により、ゼニアは高品質なビキューナをはじめとする、アニオナが得意としていた様々な獣毛を使った生地を生産できるようになりました。
昨今、レディスとメンズの境界が益々なくなりつつあり、ユニセックスな雰囲気を醸し出すウールアルパカのブークレー調のジャケット地は今日的なカジュアルな装いにお勧めの素材です。
最後に・・・
今回はErmenegildo Zegna(エルメネジルド ゼニア)生地についてご紹介しました。
ゼニア生地の魅力は、厳選を重ねて選び抜いた原毛をゼニア特有の工程を通し高品質生地へと昇華させている点にあります。
こだわり抜いたゼニア生地で仕立てたスーツは、世界中の目利きがうなるほどの肌触りと光沢を持っています。
ゼニアスーツを一度でも羽織ると虜になる。
そんな男性が続出しているのもうなづけます。