「スーツにはブレイシーズしか考えられない」
これは私が最近聞いた言葉のなかで、最も記憶に残っているものです。
このこだわりからダンディズムを感じるというか生き方のポリシーを感じます。
そこで今回はブレイシーズについてお話してみたいと思います。
ブレイシーズとは?
ブレイシーズと聞くと
それは何?と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、サスペンダーなら、いかがでしょう?
パンツを吊るしてはくための、両肩にかけるアレですね。
ブレイシーズとはサスペンダーのことで、
イギリスではブレイシーズ、アメリカではサスペンダーと呼ばれているのだとか。
クラシカルスタイルに必須のダンディズムツール
ブレイシーズしか考えられない、と話された紳士の装いは、
オーダーされたスーツかジャケット。
この紳士はクラシカルな装いを嗜んでいるようで、
そのためスーツもクラシカルな仕立てになります。
一般的にクラシカルなスタイルはズボンの股上を深く仕立てます。
もしここにベルトを使うとどうしても腰回りにシワが寄ってしまい
パンツのラインが美しく出ないのです。
見た目を美しくすること、ファッションはマナーという思想から
この紳士はブレイシーズしか考えられない、と話されたのだと思います。
ブレイシーズを使うならオーダー時に伝えること
もしブレイシーズを使うならオーダー時にそれを伝えて下さい。
なぜならば、ブレイシーズかベルトかで、仕立てが変わってくるからです。
ブレイシーズの場合、股上を深くすることに加え、
ややウエストにゆとりを持って仕立てることでラインがキレイに出ます。
一方ベルトの場合、ゆとりをもたせてしまうとその分、
ウエスト周りにシワが寄ってしまうので、逆にフィット感強めで仕立てます。
オーダーの際にはぜひ頭に置いてみて下さい。
なお、タキシードなどの正装はブレイシーズが基本ですので、
これは紳士の嗜みとして覚えておきたいところです。
ダンディズム動画
隠れたオシャレ。
「スーツスタイルにサスペンダー」が魅力的な理由
ダンコレ®YouTubeチャンネルでもブレイシーズ、
サスペンダーについて解説しています。
ダンディズムを嗜む参考になりましたら、幸いです。