今回は、イタリア製生地のTessil strona(テッシルストローナ)の
迷彩生地で仕立てたジャケパンスタイルのご紹介。
テッシルストローナのブラックの迷彩生地で
ジャケットとジレを。
テッシルストローナは、1966年にイタリアの
ヴァレ・モッソ地区で設立された最高級の生地が揃った、
世界中のサルトから愛されているメーカーです。
原毛の買い付けから、紡績・織り・仕上げまでの
全工程を自社工場で一貫して行っているメーカーで、
お洒落に敏感な方は誰しも知っているでしょう。
ただ、一般には日本ではご存知の方が少ないかもしれません。
既製服でもほぼ出ていない日本ではレアな生地です。
テッシル・ストローナはスーツ地、ジャケット地からフォーマル地まで扱いがあります。
光沢感が喜ばれるのは日本だけではなく万国共通のようです。
また、パンツにはコットンモダール生地のブラックを使用しました。
素材には、コットン、モダール、ポリウレタンの3つが使用されています。
モダール生地はレーヨン生地の一種になります。
レーヨンの原材料は木材パルプで、いろんな木から食物繊維を
取り出して作られているようですが、
モダールは橅(ブナ)の木のみから植物繊維を取り出して作られているそうです。
モダールとレーヨンは同じ特徴を持った生地になります。
モダールの特徴
・シルクのような肌触りと光沢
・吸湿性に優れている
・放湿性に優れている
モダールはレーヨンよりは丈夫でシワや縮みができにくいものの、モダール100%だと若干シワや縮みがきになります。
そういった面を考えるとモダールは単体で使われるより、混紡した方が強度が増すというメリットもあります。
ブラックでまとめたコーディネート。
品があり大人の魅力を漂わせます。
オーダーでお仕立てする際に、艶感や光沢感を重視される方に是非オススメです。
ブラックのワントーンコーディネイトにはアクセサリーがいつも以上に目を引きます。
インナーのシャツチョイス、チーフチョイス、ベルト、
シューズに至るまで光沢あるジャケットに相応しいものを選びたいものです。
迷彩ジャケットに合わせて型押し革のベルトやシューズも相性が良いでしょう。
小物のカラーは一つだけ外すのがオシャレ上級者です。
オレンジ、グリーンなどのビタミンカラーやボルドー等も
大人シックな雰囲気に程よいアクセントをつけて、トータルコーディネイトも引き締まります。
どんどんオシャレ上級者になれる一着です。