今回は、ダンコレサロンでの接客中に良くご質問いただく内容にお答えしょうと思います。
【Q&A①】値段よる生地素材の違いは?
ハイブランドの生地は何が良いの?
と良く聞かれますのでこちらからお答えいたします。
値段の高い素材の方が、より良質なウールを使用し、織り、色やデザインにもこだわり抜いたものを作りしています。
そもそも生地の値段の違いは、生地の元になる糸の「繊維の細さ」によって高い、安いが決まり、繊維が細くなればなるほど価格が上がり、高級生地として取り扱われます。
何で、細い糸を使った生地の方が良いのかと言いますと、糸が細いお掛けで、質感が柔らかくシットリとした風合いになり、光沢も出てきて高級感のある印象を与えてくれます。
また、光沢のある生地は、シルクやカシミアが織り込まれている物もあるため着心地も軽く非常に体に馴染む感じがあります。
なので、風合いが良く仕立て映えをするようなものが多くあります。
スーツ姿の第一印象で見た目の良し悪しが一番出るのは、生地のクオリティーが一番だと思います。
後は、手に取って頂いて、実際に触ってみられることをお勧めします。
生地が柔らかくシットリとした感触やソフトな感触のものは良い生地の証しといえます。
ただ、上質になるにつれて生地がデリケートになってはきますので、取り扱いはやさしくご着用ください。
【Q&A②】オーダースーツを注文するコツは?
ポイントとしては、まずイメージされているデザインや色や柄があるのかどうか。
また、理想のイメージがありましたらスマホの画像や雑誌の切り抜きなどを気軽にお持ち頂ければ、お客様がイメージされておられるスーツのイメージを共有する事ができ好みに近いスーツをご注文いただけます。
後は、お気に入りのスーツをご着用の上ご来店頂ければ好みのサイズ感なども分かりご希望の形により近づけられます。
注文、採寸、生地選び、納品の流れ
最後は、やっぱり気持ちよくお買い物ができる為にも、そのスタッフとのフィーリングが合うかどうかも大切だと思います。
接客されている段階で、この人から「買いたいな」と思うかどうかです。
【Q&A③】スーツのメンテナンスは?
まず、1日着用したら2~3日は、スーツと休ませてください。
1.肩幅が大体でいいので合う厚みがある木製のハンガーに掛けて下さい。
(理由としては、木製はジャケット内の汗や湿気と取る効果があります)
2.スラックスも挟むタイプのハンガーに裾を上にしてかけて下さい。
(ウエスト帯の部分の重さを利用して、シワを伸ばしていきます。)
3.ブラッシングをしてください。
(頻度1週間に一回ぐらい)
ブラシの毛にも3種類ありまして、馬毛、豚毛、化学繊維とあり馬の毛を選んでください。
馬毛が柔らかくスーツの繊維を傷めにくいものとなっています。
フラッシングは上から下に向かって行ってください。
スーツには順目を言いまして毛の流れがありますので目にそってブラッシングしてください。
目には見えないホコリや汚れが結構付いていますので、ブラシをかけるだけでもクリーニングに出す回数が少なくってきます。
クリーニングにはあんまり出さないでください。
スーツはウールできていますので、そこに石油系の洗剤をかけますとウールの本来の光沢や、ヌメリ感がなくなりウール本来の油分も落ちていくので質感や肌触りが衰えていきます。
クリーニングを出すタイミングとは、衣替えのシーズンなど、半年に一回ぐらいが理想となります。
2週間に一回でもいいのでスーツのメンテナンスをするだけでもスーツ自体の持ちも大分長持ちにますし、経済的にも良くなりますよね。
自分の持ち物を自分でメンテナンスしているっていうのもダンディでかっこいいですよね。
シワが酷い時は、蒸気が出ているスチームアイロンでシワをのばしてください。
その後は、必ず陰干しをしてください。
そのまま、クローゼットに直してしまいますと、カビの発生の原因になり虫食いが発生しますのでご注意ください。
では、今回は接客中に良くご質問頂く内容にお答えしました。