こんな質問を頂きました。
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ジャケットは生地選びが楽しくオーダーすることが楽しみになってきました。
ジャケットはある程度数が揃ってきたので他のものもオーダーしようかと考えています。
ジャケットの次にオーダーすべきものでおすすめがありましたらぜひお知らせ下さい。
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…では早速、回答します。
ジャケットの次にオーダーすべきはシャツ
ジャケットの次にオーダーをオススメするアイテムはなんといってもシャツです。
オーダーがはじめての場合、ジャケットをオススメすることが多いのですがそれはジャケットであれば
*見た目がガラッと変わるのでオーダーの醍醐味を体験しやすい
*サイズ感がやや無理めであってもカッコよく見られるので人から注目され、気分が上がる
*いつでも着用できるのでリーズナブル感がある
こんな理由からです。
しかしジャケットでオーダーを体験した後は、やはり 第二の肌と言われるシャツのオーダーにチャレンジしてもらいたいもの。
なぜならばシャツこそサイズ感はもちろん、ジャケットの見た目も左右するアイテムだからです。
袖の長さに品格が現れる
一例ではありますが、せっかくの生地で仕立てたジャケットも袖口からのぞくシャツの長さでクールか、ダサいかが決まります。
よく見受けられるのはジャケットの袖口からまったくシャツが見えない場合。
そして逆にジャケットの袖口から見えるシャツの長さが長すぎる場合。
自然と手を下に垂らした状態で、ジャケットの袖口からシャツの袖が1センチ程度見えることが自然なバランスです。
しかし腕の長さは一人ひとり異なりますし、左右で長さも異なりますから…
既成のシャツだとどうしても袖口がバッチリ決まりづらいのです。
良いシャツはずっと着たくなる
見た目に関してはもちろん、着心地という視点からもシャツはオーダーすべきアイテムです。
なぜならジャケットやスーツの上着と異なり、 シャツは肌に直接触れるもの。
シャツの下に下着を着用する場合でも袖や首などはシャツの生地が直接肌に触れます。
ですから
*どんな生地を
*どんな採寸で
*どんな仕立て方で
シャツをつくるかにより着心地は変わってきます。
例えばイタリアのナポリで一番美しいシャツをつくるといわれるアンナ・マトッツオ。
彼女のつくるシャツは本当に24時間着ていたくなる、そんな肌触りの逸品です。
直接肌に触れるものだからこそシャツはオーダーして欲しい。
シャツこそぜひいいものを仕立ててみてほしいと思います。
オーダーしたシャツをクリーニングに出すか?
シャツをオーダーすると悩むことがあります。
それはクリーニングに出すかどうか。
基本私はクリーニングに出さず、家で洗うようにしています。
なぜならクリーニングの場合お湯を使って大量に洗うことが基本のため、生地が傷みやすいからです。
中には手洗い対応のクリーニングもありますが大事なシャツであるならば手洗いかどうか、お湯を使って大量に洗うのかなどは確認した方がいいでしょう。
しかし出張中などどうしても普通のクリーニングに出さざるを得ないときもあるでしょう。
そんなときは「シャツは下着」だと割り切ること。
ジャケットと異なり、直接肌に触れやすいものですし選択する回数も段違いです。
あくまでも消耗品としてシャツは考えておく。
一つの考え方として紹介しておきますね。
ダンディズム動画
ネイビージャケットの「選び方・着こなし方とは?」
定番中の定番、ネイビージャケットの着こなしについて動画を撮ってみました。
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