ジャケパンが浸透した結果か、街を歩くとジャケットを羽織る男性をよく見かけるようになりました。
中にはフィッターである割と目の肥えた私を唸らせるジャケットとパンツのコーディネートもあり、見ているだけでうれしくなります。
しかしそんな中でもせっかくの生地やジャケットが台無しではないかと思うことも多々ありまして、それはどういう時かというと
サイズ感が合っていない。
この一言につきます。
ジャケットは上着としてシャツやニットなどの上に羽織るものですから、
ジャストフィットでなくともそこそこ見た目はいいですし,
ジャケパンのトレンドでは無理めに着るのもアリですから小さめなのはいいかもしれません。
しかしどうにも我慢できないのは…
胸周りや袖丈がダボついている場合です。
ダボつくとシワができる
ダボッとゆったり目に着た方がシワができにくいのではと考えている方もおられますがフィッターとして、
手直しをする側からするとダボッとしている方が余計な部分にシワができやすい、と体感しています。
例えば胸周りがダボついていると胸ポケットと袖の間に縦のシワが入ることがあります。
身体にフィットしていたらココにシワは入らないのに…
3キロや5キロの増減で
想像以上に身体のラインは変わる
私はジャケットを持つならオーダー一択をオススメしています。
なぜならば、基本オーダーで仕立てたジャケットはお直しも込みであることが普通だからです。
例えば3キロ痩せたり、5キロ太ったり、という体重の増減は、30代や40代、50代の男性ならごく当然のことでしょう。
多くの男性は、体重の増減に合わせて自分の体型や身体のラインが変化していることに気づいていません。
しかしジャケットは嘘をつきません。
変化した身体のラインを、ダボ付きや新たなシワで教えてくれるわけです。
だから今までとは異なるシワができた時こそサイズ直しをするタイミングということです。
イタリアでは日常的に、この手のお直しが行われています。
だからこそ20年30年と着ることができるジャケットとともに人も成長していく、そんな文化が根づいているわけです。
オーダーだからといって全てのテーラーがお直しも込み、というわけではありませんが
ジャケットを持つならばオーダー一択、
オーダーするならばお直しも込みのテーラーを選択することをオススメします。
ただし…
仕立てた生地の余り分以上にサイズを大きくすることはできませんので、
あまりのサイズアップやダウンには体重管理をオススメします。
ダンコレ®オススメのオーダージャケット入門編は
こちらです。
https://motejake.com/
もちろんお直しも込みですのでジャケットを育てていきましょう。
ダンディズム動画
ジャケパンにありがちな4つの失敗例
ジャケパンだといろいろな着こなしができそうで興味がある。
しかし、自由度が高い分だけどう着こなせばいいかわからない…
そんな男性のために撮ってみました。
参考になれば、うれしいです。