ジャケットのお手入れでスチームをあてることでシワが幾分は取れるとしても、
アイロンをあてたいときもあるかと思います。
そこで、アイロンのあて方についてお話したいと思います。
直アテは基本NG
生地によるのですが、基本的にジャケットへのアイロンがけは、あて布の利用が必須です。
アイロンを直接生地にあてると表面が潰れてしまい、
テカテカしてしまうからです。
家にいるときならばいいのですが出張時など出先でアイロンをかける場合、
あて布をどうするかが問題になります。
部屋にあるもので代用する
本当は大きなあて布があるとアイロンがけもスムーズなのですが
出張時に部屋でアイロンをかける場合あて布自体がないことも考えられます。
そんなときは、ホテルの部屋をぐるっと眺めてみる。
また持ってきた持ち物をチェックしてみる。
私の場合、ハンカチがポケットに入っていますから、ハンカチをあて布に代用することが多いです。
ハンカチのサイズが小さいので手際よくアイロンをかけているとは言えないのですが
シワが深い箇所など、必要な箇所だけアイロンをかけ、あとはスチームで代用すればなかなか効率的です。
ちなみにホテルの部屋にある大きな布といえばベッドシーツですが
私はまだ試したことがないことをお伝えしておきますね。
シワにならない工夫も大事
着用すべきシーンで着用し、結果としてシワが刻まれるのは致し方ありませんが、
なるべくなら熱いアイロンを頻繁に生地へとあてるのは避けたいところです。
ですから、シワにならない工夫もぜひ知っておいて頂きたいと思います。
これは私見なのですが、
シワが入ってしまうのは仕事などでの着用時よりも持ち運んでいるときの方が多いのでは、と考えています。
ですから持ち運び方を工夫すればシワを抑えることができます。
この持ち運び方は紙袋を使うのですが
ダンディズム動画でやり方を紹介していますのでぜひご覧になってみて下さい。
もしホテルにアイロンがなかったら?
ビジネスホテル以上であればどんなホテルでもあるかと思いますので代用品をということでしたら霧吹きを使う方法があります。
ジャケットのメイン素材ウールは水分を含むと繊維が膨らみ、このときシワが消えます。
乾くまで陰干しして下さい。
ダンディズム動画
シワにならないスーツのたたみ方
【持ち運び方】
暑い季節には、カバンに紙袋を一枚、忍ばせておくといいかもしれませんね。