(引用: http://www.aristonfabrics.com/index.html)
行政書士の主人はデスクワーク中心だが、意外と外出も多い。
顧客との打ち合わせで出かけたりするからだ。
デスクワークだけの日には本当にラフな格好で出かけるけど、打ち合わせのある日には、夏でもやっぱり上着は必要。
夏はジャケパンでも通用するからということで考え始めたジャケパンだけど、お客様に失礼のないようにと、ちょっと良い仕立てのものを作ることになった。
主人の洋服だけど、なんだか私もウキウキしちゃう。
スーツと違ってジャケパンは少しカジュアルだから、生地も選べたりして楽しいのよね。
それで今日、百貨店に行ったついでにオーダーメイドのお店に立ち寄ってみたら、テーラーさんが色々教えてくれたの。
生地はアリストンが面白い生地が豊富なんだって。
それにレベルもゼニアなんかと遜色ないから、ファンが割りと多いんだって。
アリストンって、聞いたことなかったわ。
でも、色々生地を見せてもらったら、オシャレだし、肌触りもいいのよね。
super130’Sの生地が沢山あるのも気に入ったわ。
早速主人に教えてあげなくちゃ。
まるでご自分の服を仕立てるように楽しそうな奥様。
今年の流行りもばっちり聞いてきたようです。
奥様が聞いてきた内容、あなたにもこっそり教えちゃいますね。
1: ジャケパンは素材感で勝負
夏のクールビズには、スーツよりもジャケットとパンツのジャケパンスタイルのサラリーマンが多くなりましたね。
夏の定番ともいえるジャケパン。
夏の定番ジャケットはリネンやコットンですが、織り方でだいぶ表情が違ってきます。
2016年夏のアリストンは、様々な生地を発表していて、アリストン公式ホームページでは、生地のアップ画像が見られます。
そのためある程度の雰囲気を感じることが可能です。
アリストン 公式ホームページ
http://www.aristonfabrics.com/
こちらはコットン100%のコーナーから。
織りの凸凹感から、涼しげな着心地が想像できます。
デニム2種。
同じデニムでも、柄が違うだけでこんなに違う雰囲気に。
ビールの麻袋をイメージしたHOPSACK。
サラリとして着心地も抜群です。
同じ風合いでも色味が違うだけで、違う雰囲気のジャケパンが作れそうです。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
コットンに少量のPOLYAMIDE(ナイロン)を混ぜて織り込んだ生地。
柔らかい肌触りです。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
コットンにウールを混ぜたしなやかな生地。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
夏の定番、シアサッカー。
夏ならではの、明るく軽いジャケットが作れます。
SEERSUCKER(コットン100%)
2: ネイビーのジャケットを選択する理由
色には万人に共通するイメージがあると言います。
赤なら情熱、黒なら闇、というふうに。
ネイビーは2つのイメージを併せ持つ色です。
ひとつめは堅く誠実なイメージ。
学校の制服や警察の制服がネイビーなのも、こういった理由でしょう。
それだけに、信頼できる人物を演出できます。
ブラックのスーツを着た銀行員とネイビーのスーツを着た銀行員。
あなたならどちらをより信用できる人物だと思いますか?
ブラックは見方によってはちょっと怖いイメージになりますが、ブラックにブルーの要素が少し加わるだけで、クレバーな印象になります。
ネイビーの持つもうひとつのイメージは、海。
海兵隊の白い制服に、ネイビーのラインを思い出してください。
マリンルックの基本は白とネイビーです。
海、船、夏、太陽。
ネイビーは、そんな爽やかでクールな印象も持った色なのです。
そして、2016年に流行るとされているのが明るいネイビー。
クラシック回帰と共に、ネイビー色が来ると言われています。
もともとネイビーのジャケットはジャケパンの王道。
作っておいて損はありません。
今年らしい、少しだけ丈の短いミニマムなジャケットを一着もっているだけで、とても重宝します。
また、ネイビーはコーディネートしやすい色。
ジャケパンの基本は反対色なので、ネイビーを一着持っていれば、パンツを白やライトグレー、ライトブルー、アイボリーやベージュなど、着回ししやすいアイテムを合わせることができます。
また、ネイビーはインディゴのジーンズにもピッタリ。
中に白いシャツを着れば、さっぱりとした爽やかなスタイルになります。
今年のアリストンのデニム生地は、小紋や花柄もあるので、是非トライしてみては。
こんな光沢感のある生地で作ってみるのも洒落者っぽい。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
3: パンツの選び方
今年のもう一つの流行りは、ワンプリーツのパンツです。
今までは、プリーツなしのスリムなテーパードが主流でしたが、これからジワジワと、ワンプリーツのテーパードが来ると、テーラーさんもおっしゃっていました。
プリーツ入りというと、年配の方が履くパンツというイメージがありますが、今後来るワンプリーツは、テーパードを更に細身に見せるための工夫。
腰回りにほんの少しだけゆとりを持たせることで、足首にかけての絞りを引き立たせるのです。
夏はコットン100%のこんな生地で爽やかに。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
オフならこんな明るいパンツもありですね。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
ELASTANE(ポリウレタン)混でなめらかな肌触り。
アース色を合わせるのも素敵です。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
100%リネンの生地の色違いで上下を作るのも涼感があって夏らしい。
(引用: http://www.aristonfabrics.com/customers/)
4: シャツとタイ
夏のシャツは基本、白です。
白はやはり見た目の涼しさ、爽やかさがダントツで、女性人気も一番。
そして、着心地も追求するならリネン混がおすすめ。
肌につかず、サラリとしていて通気性も良く、一日中快適です。
カラーはノーネクタイならボタンダウンやイタリアンカラー。
首元が空いていれば風も通って涼しいですし、見た目にもオシャレです。
レギュラーシャツはネクタイありきで作られた構造のシャツのため、タイなしだと襟が落ちてしまいます。
タイありならワイドかホリゾンタルが人気です。
第一ボタンは締めない前提で作られている「イタリアンシャツ」。
タイを締めた時の形がきれいに見える「ホリゾンタル」。
ネクタイは幅の細いニットタイがおすすめ。
無地のニットタイは色も豊富です。
いくつか揃えてその日の気分で変えてみては。
5: まとめ
アリストンの2016年の春夏の生地やジャケパンについてお伝えしました。
奥様が探し当てたアリストンのURLから生地を抜粋し、一緒にご覧いただきました。
今回ご紹介した生地は、ほんの一例です。
他にも通年使用できるウールの生地なども豊富にあり、公式サイトでは生地を拡大して見られるため、ネットでもきちんとチェックできます。
流行りのネイビーの生地もたくさんあり、同じコットンでも柄によって表情が大分違います。
パンツもこれまでのスリムと違い、プリーツの入ったものになるなど、少し変化が見られそうです。
新しい洋服を仕立てるのは、男性にとって嬉しいものですが、パートナーも生地を一緒に選べる喜びが味わえるのがアリストン。
実物はもっと繊細で、発色が良いので本当にうっとりしてしまいます。
アリストンは見慣れたビジネススーツの生地デザインとは一味も二味も違う、ナポリらしい鮮やかな色使いの生地が数多くあります。
たくさんの生地を扱えるのはマーチャントの特徴ですが、中でもアリストンは最高級生地だけを取り扱い、高級ブランドにも数多く使われています。
日本ではまだマイナーなアリストン。
その真価を知っている一部の人だけがこだわるメーカーでもあります。
あなたもご主人に、アリストンでジャケパンを作って、流行を先駆けてみませんか?