夫は大手ドラッグストアの薬剤師。
普段は白衣を着てしまうので、出勤は電車だけど比較的ラフなジャケパンスタイル。
もうそろそろ新しいジャケットを考えてるみたい。
それに定期的にあるシンポジウムに行くときにも着て行くのに、いつも同じものでもね。
シンポジウムのあとの懇親会でも使えるような、ちょっとおしゃれなジャケットを考えてるらしい。
少し遊びのあるジャケットかぁ・・・と、メンズ雑誌を見ていたら、アリストンのスーツが目に飛び込んできた。
派手すぎず、地味ではなく、でもハッとするような色づかい、そして高級生地。
なんていうか、洗練っていう言葉がピッタリ。
最近ではタレントとか有名人もよく着てるみたい。
ああいう人達はトレンドに敏感だから、お手本にしたいな。
この雑誌に載ってるのとまったく同じだと芸がないから、こんな感じの生地で、別のがないかしら。
そういえば、最近男性タレントとか俳優さんで身体を鍛えてる人が多いわよね。
体形がきれいなら、何着ても似合うけど、ジローラモが登場して以来、やっぱりちょいワルファッションが多いわよねー。
うちの夫も少し、マラソンでもして体を絞れば、ちょいワルファッションできるんじゃないかしら。
どうせ歳を取るなら、ジローラモまでは求めないけど、オジサンくさくない、かっこいい男性でいてほしいわ。
ちょいワルおやじがこの世に登場してから、日本の中年男性は、昔ながらの休日は基本ごろ寝系おやじと、休日は基本遊び系ちょいワルおやじに2分されることに。
あなたのご主人はどちらのタイプですか?
健康に興味があるなら、ちょいワルになれる素質十分です。
ファッションは、あなたが一緒に楽しみながら選んであげてください。
ちょいワルは健在か
雑誌レオンが提唱し、今ではすっかり40代50代の定番ともなったちょいワルファッション。
従来の中年男性の「くたびれたオジサン」というイメージから、元気でかっこいい大人の男性へと、イメージもファッション的地位も格上げされました。
かっこいい大人の男性が増えるのは、女性としては大歓迎!な人も多いはず。
オシャレは女性のものという、昔ながらの星一徹的男性像の陰で、こっそりひっそり高級時計を眺め、一人自宅でzippoコレクションを並べて悦に入っていたような時代は終わり、今では堂々と、格好良くなるために、結果にもコミットしちゃう時代。
そう、ちょいワルはファッションだけでなく、肌や身体も清潔感溢れ、ちょっと遊び心のセンスも兼ね備えた、経験豊富な大人の雰囲気すべての総称です。
ちょいワルは人生の楽しみ方を知っています。
だから体形維持のためのマラソンも、格好良いウェアでキメる。
健康でなければ女性をエスコートできないため、健康にも気を使ってサラダから食べる。
イタリアやイギリスの高級ブランドの、スリムでシンプルなデザインのファッションを着こなすために体形に気を配り、靴はきれいに磨き、香りにも気を使って清潔感を忘れません。
そして流行にも敏感です。
はじめは女性に支持されるファッションを意識して気にしていた流行も、一度流行に敏感な体質になってしまえば、雑誌でチェックせずとも街を歩きテレビを観るだけで、流行センサーが働き、自然と流行のものを手に取るようになっていたりします。
ちょいワル世代は経済的にも精神的にも、余裕ができる年代がターゲット層であるため、ちょいワルファッションも質が良い事が条件です。
例えばつい2~3年前まではマイナーだったアリストン。
今ではちょいワル世代の著名人がこぞって着だし、注目を集め始めています。
アリストンはゼニアと並ぶ最高級ブランドで、その品質の良さはファッション大国イタリアっ子のお墨付きです。
ちょいワルはジャケットを押さえる
ちょいワルおやじの代名詞といえば、ジャケパン。
ジャケットとパンツを別々に組み合わせる自由なスタイルですが、レオンの表紙を13年も飾り続けているジローラモさんのように、自分に合ったサイズでぴったりと着こなすスタイルは、女性だけでなく、スーツはまだ早いという若者にも人気があります。
そして、ジャケパンでポイントになるのは、ジャケット。
黒や白のテーパードパンツに、ジャケットの組み合わせが最も多く、ジャケットの色や柄で個性を出すことで、ジャケパンファッションが成り立ちます。
ちょいワルの意味は、だらしなさやいわゆる悪徳というところのワルではありません。
大胆な色や柄で遊び心を表現し、基本のトラッドを少し着くずすのがちょいワルの特徴です。
含蓄のあるおやじ世代ならご存知の言葉、「守破離」はファッションにも言えること。
まずは基本のトラッドは押さえ、それを破る意味で、大胆でカラフルな色や柄を加えます。
そしてそれを自己流に、上手に着くずすことが、ちょいワルなのです。
ただ大胆な色柄を取り入れるだけでなく、流行もきちんと取り入れながら着こなすことも大切。
ただ派手なだけなら、うさん臭さ満載の、ただの浮いたおやじになってしまいますからね。
今流行のクラシコイタリアンは、ウエストシェイプが基本です。
肩パッドはあくまで薄く、丈はおしりの半分くらいまで、身ごろ2ボタンに、袖はまくれるように本切羽でオシャレな4つボタンが主流。
ただし、何年にもわたって着たいということであれば、そんなに流行を追いかけなくても定番で十分だと思います。
「定番」を探しにお店に行っても、自然と流行は反映されているからです。
いまどき肩パッドががっちりと入ったものや、ラペルが必要以上に広いスーツは見ませんよね?
ゆったりダボッとしたボックスシェイプ型が流行った昔のスーツは、Vゾーンも広めでしたが、今はどちらかというと小さめです。
その辺だけ外さなければ、数年は使えて着回しのできるジャケットだと思います。
ちょいワルジャケットを作る生地
ちょいワルといえば高品質、と先ほど言いましたが、アリストンの生地を少しご紹介します。
アリストンは挑戦的な色柄を毎年発表し続けていることで、惹きつけられるファンも多いとのこと。
そんなアリストンの世界を見てみましょう。
LUXURY KASHSILK
LUXURY KASHSILKは、カシミアとシルクの混紡です。
カシミアの柔らかな肌触りとシルクの光沢を楽しめます。
LUXURY KASHSILK 230gr 73% KASHMIR 27% SILK
LUXURY KASH-SILK 220gr 70%KASHMIR 30% SILK
LUXURY KASH-SILK 220gr 70%KASHMIR 30% SILK
LUXURY KASH-SILK 220gr 70%KASHMIR 30% SILK
SKY TOUCH
ウール、シルク、リネンを使った、アリストンの綾織生地の中で最も軽いと言われている、夏にピッタリの生地。
SKY TOUCH 230gr 50% WOOL 40% SILK 10% LINEN
SKY TOUCH 230gr 50% WOOL 40% SILK 10% LINEN
SKY TOUCH 230gr 50% WOOL 40% SILK 10% LINEN
SKY TOUCH 230gr 50% WOOL 40% SILK 10% LINEN
SILK DREAM
子羊の最初の毛から採れる、貴重なウールを使った生地。
SILK DREAM 225gr 50% VIRGIN WOOL 40% SILK 10% LINEN
SILK DREAM 225gr 50% VIRGIN WOOL 40% SILK 10% LINEN
SILK DREAM 225gr 50% VIRGIN WOOL 40% SILK 10% LINEN
SILK DREAM 225 gr 50% VIRGIN WOOL 40% SILK 10% LINEN
SUMMER TWEED
サマーツイードは麻の特性を生かした、ざっくり感とサラリとした肌触りの夏向けの生地。
SUMMER TWEED 380gr 76% LINEN 24% POLYAMIDE
SUMMER TWEED 380 gr 76% LINEN 24% POLYAMIDE
SUMMER TWEED 380gr 76% LINEN 24% POLYAMIDE
SUMMER TWEED 380gr 76% LINEN 24% POLYAMIDE
CLASS JACKET
シルクとコットンを使ったクラスジャケット。
落ち着いたチェックやツイード柄で、通年着られるジャケットを。
CLASS JACKET 340gr 83% SILK 17% COTTON
CLASS JACKET 340 gr 83% SILK 17% COTTON
CLASS JACKET 340 gr 83% SILK 17% COTTON
TASTE JACKET
モダンな配色のチェックがトレンド感を出す生地。
TASTE JACKET 280 gr 50% WOOL 30% SILK 20% LINEN
TASTE JACKET 280 gr 50% WOOL 30% SILK 20% LINEN
TASTE JACKET 280 gr 50% WOOL 30% SILK 20% LINEN
TASTE JACKET 280 gr 50% WOOL 30% SILK 20% LINEN
SUMMER BOUCLE’
起毛のような撚糸の生地。ニットジャケットなどに。
SUMMER BOUCLE’ 240 gr 65% WOOL 10% SILK 10% LINEN 15% POLYAMIDE
SUMMER BOUCLE’ 240 gr 65% WOOL 10% SILK 10% LINEN 15% POLYAMIDE
SERENDIPITY
その名の通り、ワクワクするような新たな幸運を発見できそうなジャケットが作れそう。
SERENDIPITY 260 gr 65% WOOL 20% SILK 15% LINEN
SERENDIPITY 260 gr 65% WOOL 20% SILK 15% LINEN
SERENDIPITY 260 gr 65% WOOL 20% SILK 15% LINEN
SUMMER HOPSACK
ビールのホップを入れる麻袋のような、ざっくりとした生地。
発色も夏らしく鮮やか。
SUMMER HOPSACK 250 gr 44% VIRGIN WOOL 30% SILK 26% LINEN
SUMMER HOPSACK 250 gr 44% VIRGIN WOOL 30% SILK 26% LINEN
SUMMER HOPSACK 250 gr 44% VIRGIN WOOL 30% SILK 26% LINEN
SUMMER HOPSACK 250 gr 44% VIRGIN WOOL 30% SILK 26% LINEN
まとめ
ちょいワル風のジャケットを作ることを念頭に入れた、アリストンの生地をご紹介しました。
ちょいワルはいまや中年男性のスタンダード。
いかにちょいワルファッションを格好良く着こなせるかで、周囲からのウケが格段に違います。
ちょいワルを着こなすためには、まず肉体改造と雰囲気からということで、マラソンをしたり、ジムに通ったりする40代50代の男性も、多くなってきていると聞きます。
それは、とりもなおさず自身の健康維持にもつながっているということ。
肉体が健康なら精神も健康になり、自然と元気で清潔感溢れる男になるのです。
奥様も、旦那様が自ら健康管理をするようになれば、心配の種が一つ減りますね。
若者に草食系男子が増える一方で、あいかわらず肉体派のアスリートが人気なのは、爽やかで元気な男性人気が普遍だということ。
日頃仕事で白衣を着る「見かけ草食系男子」も、ひとたび仕事から離れてちょいワルになれば、そのギャップから奥様もときめきを新たにしてしまうこと間違いないでしょう。
ただし、悪いムシが寄ってこないよう、結婚指輪はしっかりしてもらっていてくださいね。